VERY+BIG+COMPANYは
京都で活動する建築設計事務所であり
住宅の新築やリフォームの設計・監理業務を行っています。

三条の旅館 2014.03.13


京都_旅館_町家
元々住宅であった町家の旅館へのリノベーションです。旅館業法上は簡易宿所にあたります。町家を扱う場合多くの場合そうですが、今回も通り庭、続き間など、元来の町家の構成を尊重し、使える部分はできるだけ残しながら、宿泊施設として利用しやすく、また町家の空間としての魅力を十分に感じられる様に設計しました。

京都_旅館_町家
窓にはアルミサッシを入れましたが、外観もほぼ既存の状態を残しております。真っ白ではない漆喰の色も既存の漆喰壁に合わせて調色したものです。

京都_旅館_町家
建具を開け放った状態で玄関から庭まで見渡しているところ。

京都_旅館_町家
通り庭・火袋部分は小さな台所及び2階への階段としております。

京都_旅館_町家
玄関及びマエの部屋

京都_旅館_町家
玄関の土間仕上げは墨モルタルです。

京都_旅館_町家
オクの間には古建具の雪見障子を入れております。照明はタチバナ商会のものです。

京都_旅館_町家
漆喰壁に色の違いがありますが、色の付いている部分は既存の漆喰をそのまま利用しており、白い部分は新しく漆喰を塗っております。
床は松の無垢フローリングをスプーンカット+着色したものです。

京都_旅館_町家
2階の和室です。天井は網代を竹で押さえてます。壁は左官壁で下の方は左官の上に湊紙を腰張りしております。

 

京都_旅館_町家京都_旅館_町家
2階の洋室です。ステンドグラスはクライアントが直々に手配されたものです。そのステンドグラスを古い洋風のドアにはめ込んでおります。
ここの照明もタチバナ商会です。

京都_旅館_町家
洗面室です。他の部屋とくらべると現代的な雰囲気になっております。大きな鏡の後ろには間接照明を入れております。

京都_旅館_町家
浴室です。壁は檜板無塗装です。床はINAXのサーモタイルというタイルで素足でもひんやりとしないものです。

三条の旅館-960-013
1階のトイレです。

京都_旅館_町家
小さな台所は古い和ダンスを使って作りました。高さをカットして調整しIHヒーターとステンレスのシンクを埋め込んでおります。側面は消火器を収納しております。
隣の古い水屋は少し改造して排熱をとれるようにし、電子レンジ及び冷蔵庫を入れております。

施設名称:レジデンスイン有済はとば庵
施工・事業主体:株式会社八清
撮影:沼田俊之