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京都で活動する建築設計事務所であり
住宅の新築やリフォームの設計・監理業務を行っています。

敷地境界のもめごと 2012.02.10


最近敷地境界に関する相談がいくつかありました。隣地所有者との間で境界線についてもめており、どうしたらいいかとの相談です。もちろん私は建築士であり土地家屋調査士ではないので、業としての境界確定を行う事はありません。必要な時は土地家屋調査士に依頼します。

ただ境界確定訴訟に進む、或いは筆界特定制度を利用するまでもない段階での相談に対応する事はあります。売買や相続で土地の所有者が替わった場合に、認識のズレが積み重なりそれがそのまま見解の相違となる事は結構ありますよね。京都のような土地で建物が密着しており、境界自体が見えにくい場合などでもめごとが発生するケースが多いようです。やはり土地の取得の際には境界の確認はしっかりと行いたい所です。もめごとが存在しても悪意のあるケースの方が少ないと思いますし、お隣さんとの事ですので、できるだけ良い関係を築いていきたいものです。

さて土地は租税を課せられる必要があり、その為に法務局にはその土地がどのようなものか、面積やその形つまり境(筆界)が存在しております。それを根拠に法務局は課税をする訳です。この筆界は法務局に依頼してはっきりとさせる事ができます。比較的新しい制度ですが筆界特定制度というものです。ややこしいのはこの筆界というものはあくまでも公権力の力の及ぶ線であり、=境界ではないという事です。筆界がここだから私の土地はここまでですよ、とは言えない訳です。とはいえこの制度は紛争解決の手段として新たにメニューに加わったわけで、おおいに根拠として活用されてしかるべきだとは思いますが、最後には当事者間での同意、それが不可能であれば境界確定訴訟となります。

土地というものはなかなか難しいものですが、自分たちの土地は守らなければいけないし、お隣さんとも仲良くお付き合いする為にも、機会があれば境界をはっきりさせたいものです。また後々のトラブルを防ぐためにも筆界と境界は一致させたいものですね。