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京都で活動する建築設計事務所であり
住宅の新築やリフォームの設計・監理業務を行っています。

京都のホテル建設ラッシュ 2014.02.21


京都のホテル建設ラッシュ
少し前ですがうちの近くでリッツ・カールトンホテルがオープンしました。

京都_ホテル_リッツ・カールトン

ザ・リッツ・カールトン京都

このリッツ・カールトンを始めとして京都ではこれからフォーシーズンズホテルが東大路七条辺りに(ここにはすでにハイアットリージェンシー京都があります)できる予定。北の方の鷹峰ではアマンリゾートが2015年にオープンするらしい。これらの富裕層を対象にした高級ホテルだけでなく、様々な規模の宿泊施設の計画が立ち上がっているようです。
僕は以前シンガポールでKerry Hill Architectsという設計事務所で働いておりました。その事務所は数多くのアマンリゾートの設計を行っており、僕自身もインドのホテルの設計をしておりました。現在も京都で町家を旅館(簡易宿所)にするような仕事も結構たくさんやっていたりとか、宿泊施設に係りがあることもあり、この京都のホテルラッシュはいいことだなぁと思っております。ビックネームの海外ホテルがやって来ることは、直ちに海外での京都の知名度UPにつながりますし、宿泊スペースの増加は地域経済にとっても良い事ですし。

リッツ・カールトン建築規制

さてうちの近くのリッツ・カールトンですが、その建築的特徴はやはり中心地にありながらの低層ボリューム。京都市のHPでその地の規制を調べてみると、

用途地域

商業地域

高度地区

12m第4種高度地区

容積率

200%

建ぺい率

80%

防火地域

準防火地域

景観保全

旧市街地美観地区

岸辺型美観地区

風致4種

眺望景観

近景デザイン保全区域

遠景デザイン保全区域

やはり京都のなかでもナカナカ厳しい所ですね。これがこの場所でなかなか集合住宅の計画が進まなかった理由です。
集合住宅も人間が都市に集まって住む上で大切なビルディングタイプですが、やはり都市計画的にもこの立地では集合住宅は良くなかったと思うので、その点では景観法は働いたと言えます。景観法に関しては賛否両論色々ありますが、ことボリューム規制に関しては 僕は良いと考えております。遅きに失したところではありますが。

フジタホテル京都

リッツ・カールトンができる前はここにフジタホテルがありました。うちの家は前から親族の年会などでそのホテルを利用していたり、夏はビアガーデンに行ったりと馴染みのあるとても良いホテルでした。設計は吉村順三という偉大な建築家によるものです。上で書いたKerry Hill Architectsのボスのケリーも京都に来た時はいつもフジタホテルを利用してました。東京の先生方にもファンは多かったと思います。リッツ・カールトンを否定する訳ではないけれども、フジタホテルが解体されたのはとても残念でした。自分にとって身近なホテルだったので。まぁリッツ・カールトンが身近なホテル、というわけには行きませんがどこかで利用してみたいです。

フジタホテル